適合性証明のポイント「3つの段階分け」とは?

2025年4月21日

適合性証明は装置の安全性を証明する場合、捉える範囲によって大きく3段階に分けることができます。 

小さい単位から並べると次のようになります。

  • コンポーネントの規格適合 
  • 装置としての指令や整合規格への適合 
  • 装置全体の構造的安全

それぞれの段階で証明する際のポイントは異なります。

①は、機械指令等でも必須ドキュメントである主要構成品リストが該当します。主要な構成品は原則全てCEマークのあるものを定格値等に気を付けて使用することで達成できます。 

②は、適合宣言書に記載するメインの内容です。そのため抜け漏れなどはほぼ発生しないと考えて良いでしょう。

③は、抜け漏れが最も発生する項目です。千差万別である産業用装置は、その装置固有のリスクについての対策を規格書などの一様な要件としてまとめることはできません。 

そのため、メーカーが適切なリスクアセスメントを実施し、許容できる程度までリスクを低減させる必要があります。 

詳しくは「機械安全」の記事をご参照下さい。